児童発達支援とは?

0歳~小学校入学前のお子さまが対象で、発達に心配のあるお子さまや障がいを持ったお子さまが、できる限り身近な場所で支援を受けられるよう、療育を行う専門性ある事業の名称です。

未就学のお子さまに対しての共通支援課題は
  • 他者を認識する
  • 他者のお話を聞く
  • お座りをする
と考えております。これらをひたすら繰り返し繰り返し行います。
児童発達支援

子どもたちは放っておくと、ひたすらウロウロ歩き、走り、飛び回り、目に入った興味があるものに触れ、口に入れようとしたりします。
ぐるぐる回っていたり、なども含めてそれを個性と呼ぶこともできますが、障がい者としてではなく、ひとりの人間として生きていくときに、その個性は「勝手」という言葉に変換されます。もちろん勝手な時間は、大人になっても必要ですが、それだけでは生きていけません。かといって、強制的に自由や勝手を取り上げることもできません。

勝手ばかりでは、社会や学校に出た時に、必ず衝突します。その衝突が、お子さまの行動や気持ちを萎縮させてしまうので、そうならないように勝手から、しつけ、そしてルールの理解へと導いていきます。くり返し、くり返し練習します。でもその練習の強制要素が強ければ、お子さまは反発して訓練の土台にも上がりません。

たとえば、お友だちとコミュニケーションがうまくできないお子さまには、子どもの小集団に複数の指導者が仲介に入り、お子さま同士で「楽しく遊べた」といった経験を積み上げます。ほかにも、お椅子に座ることができない子は、椅子取りゲームや、だっこゲームなど強制要素を少しでも取り払い、座るということを覚えていただきます。

一日のスケジュール例

  • 9:30
    教室に到着(送迎)
    健康状態の確認、水分補給、トイレなど
    荷物の整理、着替え、連絡帳の提出
    できる限りお子さま自身の力でできるように支援します。
    児童発達管理責任者などが、個別面談を行い、メンタルの安定を図ります。
  • 10:00
    はじめの会
    あいさつ、出席確認、お返事、1日のスケジュールの確認
    今日は誰がきているのか、今日は何をするのか、を認識することで不安を解消します。
    バラバラになりがちなデイサービスを、きちんとはじめと終わりを意識して行動できるようにします。
  • 10:05
    自由遊び
    個別アセスメントに応じて、遊びの見つけ方、参加の促し、仲間に入れることなどを支援します。
    参加できない、なにもできないなどの場面がないように関わります。
  • 10:30
    課題遊び
    個別支援計画に基づき、遊びや宿題、活動内容を設定して行います。
    個々の目標や障害の特性に応じて、今後の社会生活を送る上でのさまざまな課題にチャレンジします。
  • 11:30
    着替えなど帰りの準備 お片づけ
  • 12:00
    帰りの会/個別に送迎
    あいさつ、次回の登所日確認、今日の振り返りなど。
    残られるお子さまには、個別にご支援および見守りをいたします。